友人との思い出
先日、仲の良い友人の訃報の連絡がありました。
しばらく連絡が取れなくて、おかしいと仲間内でも話にあがっていたのです。
けれど、ひょっとしたら忙しいかもしれないし、ご家族が入院とかそんなトラブルで何かあったのかもしれないし、と返事が来るのを待って居ました。
共通の友人の一人が、一か月も連絡が取れないのはおかしいと実家に電話をかけて尋ねてくれました。
結果、倒れてそのまま亡くなられたと知らされました。
具合が悪いとか体調が良くないとか聞いたこともない元気な友人だったので、今でも信じられません。
美味しい物が大好きだった友人なので、色々なお店を教えてくれたり、差し入れを買ってくれたり、一緒に飲みに行ったりと思い出が尽きません。
友人が美味しいと教えてくれて良く行っていたのは、
東十条の埼玉屋 https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132304/13003792/
でした。
大将は友達の顔は覚えているのに、私の顔は全然覚えてくれませんでした。
若大将は私のことも認識してくれていました。
いつも美味しくて、貪欲に色々なメニューを頼んでは平らげていました。
それから、神田のまつや https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13000340/
浅草の吾妻橋藪そば https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13007981/
と言ったお蕎麦屋さんで昼酒飲み会もよくやっていました。
マメな友人は、まつやの卵焼きが予約制だと人数分の予約を電話でしてくれたり。
吾妻橋藪そばでは、たまたま出掛けた日が臨時休業で、別のお蕎麦屋さんに行ったり。
すると、その次に行く時はちゃんと電話をして臨時休業じゃないか電話で確認してくれているのでした。
吾妻橋藪そばには二人でよく行ったので、私がたまたま夫を連れて行ってあげるとお店の人が
「あら、今日はいつもの方とは違うお連れさんなんですね」
なんて笑って言われたりもしました。
吾妻橋藪そばの後には、二軒目としてよく
フルーツパーラーゴトー https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13095672/
にも行っていました。
甘い物も好きだし、飲めるしで食べ物の趣味が合っていつも楽しく外食していました。
外食だけではなく、家でも美味しい物を買いこんできて飲み食いする集いをしたり。
マキシムドパリのナポレオンパイが無くなると聞いた時は、買ってきて飲み会しようということになって、予約と買い出しもしてくれて遊びに来てくれました。
銀座ウエストの焼き菓子とか、新橋の伊勢廣の焼き鳥とか、上野みはしのあんみつとか。
誕生日プレゼントも色々くれて、私が3月生まれで3月にもらったので、4月生まれの友人にお返ししようと思っていたのに返すことが出来ませんでした。
とにかく連絡がマメでフットワークが軽く、親切な友人だったので返信が一切ないのはおかしいと思っていたんです。
後から聞いたところでは、携帯にロックがかかっているので、ご家族も携帯でしか連絡を取り合っていない私たちには訃報を報せることも出来なかったようです。
今の私にはどうすることも出来ずに、ただただ残念で悲しいです。
色んなお店に思い出がありすぎて、事あるごとに連想的に思い出してしまいます。
これからも、思い出のお店に行っては友人のことを思い出すでしょう。
Kさんのご冥福をお祈りします。