恵比寿 ジュエルロブションのマイレージランチ
ある日、夫が言いました。
「マイレージを商品に交換できる方法が分かった!」
そんなの誰もがやってる普通のことなのに、とは言いません。
夫はものすごく機械オンチなのです。我が家のネットワークはテレビのアンテナ線に至るまで、私が設置しています。
スマホも初期設定は私の仕事ですし、夫の会社支給のタブレットの設定まで「やってー」と渡されてこなしました。
専属カスタマーセンターような物です。
そんな夫がマイレージのサイトにたどり着いて自分の数値を確認してポイント交換できるようになったと言うのです。成長したものです。
何にするのか尋ねたら、食事券もあったのでジュエルロブションに行こうという話になりました。
ということで、恵比寿ガーデンプレイスです。
過去に一度だけ、夫にディナーで連れて来てもらったことがあったのですが、それは一階のラターブルの方だったと思います。
もう何年も前の話なので記憶もうろ覚えですし、お城のような外壁も少々薄汚れて見えます。
しかし中に入ればそんなことは忘れます。
ホテルのクロークのような受付でぴしっとした黒スーツを着た女性たちに案内されると、ああーすごく良いレストランに来たなーって思うからです。
テーブルセッティングも素敵です。
奥のソファ席に通されました。
マイレージで来た客なのに良いのかな、と思いながらふかふかのソファに座ります。
これがマイレージ特別メニューです。
まずパンがやってきました。
ワゴンで好きな物を頼めます。
とは言っても、ここから取る訳では無く、頼んだ物を焼いて持って来てくれるのでしばし待つことになります。
ワゴンの左側に乗っている白い塊は、バターです。
削り取ってバター皿に乗せてくれます。
もうバターだけでも美味しそうです。
最初はオススメのパンがある、ということで素直にそれにしました。
私はアンチョビの入ったパンが、夫はチーズとハムが入ったパンが気に入りました。
ウェルカムドリンクとしてスパークリングワイン一杯は付いていましたが、ワインも頼もうということになりました。
ワインリストとしてアイパッドを手渡される夫…
勿論使えず、一応操作をしようとしたけれどまごまごして「紙に書いてあるやつください」と頼んでいました。
じゃあそのアイパッドのやつ見せて、と貸してもらいましたが、ものすごくリストが大量で動作が重いほどでした。
夫がリストの中の安価なワインを見つけてそれにしました。
カゴの中に入れてから注がれるワイン。
ワインリストには普通にウン十万円もする物が載っていたので、ワインを飲みながら
「20万のワインを普通に飲める身分になりたい」
などと夫が言っております。
そんなの勿体ないよ~、どうせ味分からないでしょ、と軽口を返しているうちに料理がやってきました。
カニです。
下の緑のソースはアボガドでした。
肉厚な蟹が美味しくて無言でいただきます。
美味しい以外の言葉は出ません。
次はお魚、スズキです。
お魚は勿論、付け合せの野菜やソースもとっても美味しい。
白くてふわふわしたソースなのに味は濃厚で、白身のお魚にぴったりです。
スズキは勿論、新鮮でしっとり柔らか。
おねぎやスナップエンドウの歯ごたえも楽しくて、最高です。
お魚美味しかったねー、と言っているとまた素晴らしいお肉料理が出てきます。
イベリコ豚なんですが、今までで食べた豚の中で一番美味しかったです。
ジューシーで柔らかく、とろける美味しさ。濃厚なソースとぴったりです。
永遠にこれを食べていたい…でも満腹…
そんな幸せな気分で、パンもお代わりしながら完食です。
デザートはマンゴーとヘーゼルナッツアイス、そしてチョコレート。
冷たいアイスクリームが口の中をすっきりさせます。
マンゴーもチョコレートも濃厚で美味しい。
食後のコーヒーはカフェラテにしてもらいました。
コーヒーは苦いので、コーヒー牛乳好きにはありがたいです。
そして最後に、ワゴンのデザート。
もうお腹いっぱい、と言いながらあれとこれと、と頼んでしまいます。
デザートは別腹なのです。
桃といちご、パインのお菓子に生キャラメルとギモーブ。
どれも美味しい!
最高でした。また行きたいので、夫にはマイレージを貯めてほしいです。
お土産に、ブリオッシュをいただきました。
しかし味が「レモンとラベンダー」
ラベンダーってしょっぱいんですよね…甘いかしょっぱいかはっきりしてほしいタイプなので、ブリオッシュは普通の甘いパンにして欲しいなと思いました。
ガストロノミー ジョエル・ロブション (フレンチ / 恵比寿駅、目黒駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0