銀座レカンの Menu Histoire
いつもはロテスリーレカンに行っていましたが、夏ごろに料理長が銀座レカンに転勤になるということで、常連の友人と一緒に行ってきました。
４人で予約した後、友人の一人がアメリカ出張になってしまいました。
しかし「パーソナルマターでこの日は日本に居たいんです！」と主張、前日帰国という大変な意気込みでの食事会です。
ウェイティングルームがすごく豪華です。
すごい場所だね～、と言いながら皆そわそわして座りません。
すぐに呼ばれました。
おそらく料理長の厚意と思うのですが、個室を用意されていました。
それがすごい防音の扉で、開けていたらガヤガヤと音がするのに、扉を閉められたら途端にシーーンと静かになります。
完全防音個室でした。
食前酒にスパークリングを頼んだり、ミモザを頼んだりします。
コースは三種類。
どれにしようか、と相談すると満場一致で一番高いMenu Histoireに決まりました。
せっかくだから、美味しい物にしないとね。
アミューズの前に一品、チーズのプチシューとスティックパイ。
さくさく頂きます。
泡なのにちゃんとコンソメの味がしていて、ふわっと不思議な食感でした。
一瞬でぺろりです。
パテドカンパーニュとクスクス。
パテはパンに物凄く合う美味しさです。
でもパンを食べすぎるとお腹が膨れてしまう…
そう悩んでいたら、友人の一人がクスクスを残すと言う選択をしました。
「私は繊細なフレンチが食べたい、クスクスなんて雑穀！」
とクスクスをディスりまくりです。
でも美味しいクスクスなので、私は全部食べてしまいました。
パンもまた、美味しい。
丸いパンはトマトとオリーブのクロワッサンです。
味付きの焼きたてさくさくパン、美味しい！
ロテスリーレカンではねじねじの棒状のバターですが、此方はガラスの器に詰められてしました。
バターも美味しくて、パンを食べる手が止まりません。
お腹がいっぱいになってしまう…
前菜は伊勢海老です。
今朝、伊勢から届いたそうです。それはもう、美味しいし甘い…至福の味…
上に乗っているのはキャビア。ソースは甲殻類とビーツです。
とろける甘さでした。
前菜その２、あわびです。
柔らかくて甘くて大きな鮑。とても高級なお味でした。しっとりしているんです。
ソースは肝とあおさ。
リゾットの上にぱりぱりのあおさもあって、どれも美味しかったです。
ここでようやくメインのお魚。
あまだいのうろこ焼きです。
うろこがサクサクして美味しい歯ごたえです。
下にはオマール海老が半熟で隠れています。
美味しくない訳がない！
ソースはクリーミーでしっとり系でした。
どれも美味しい、でも段々お腹が膨れてきました…
それなのに、追加でパンがあるんですよね～。
小さな食パンみたいなふわふわ、あつあつのパン。
美味しい…食べてしまう…
メインは牛肉にしました。
他には蝦夷鹿や鴨なども選べました。
食べた感想は「こんなに美味しい牛肉食べたの初めて…」です！
人生で一番のお肉が更新されました！
最高にしっとりでジューシーで柔らかくて味がいいんです。
またこのお肉を食べたい、その為に仕事を頑張ろうと思えます。
デザートは頼み放題のワゴンです。
どれにしようかなーと思っていると
もう一つ、ワゴンが来ました。
この二つから好きな物を好きなだけ、頼めます。
お腹いっぱい、そう言いながら欲張ってあれこれ頼んでしまいます。
別腹だから大丈夫。
お皿はカルティエらしいです。
コーヒーカップも可愛いし、ソーサーが二つになってるのも珍しい。
最後に、締めくくりの焼き菓子があるのですが、何故か箱が運ばれてきます。
勿体ぶったお兄さんが一つずつ開けていきます。
引きだしの中に、小さな焼き菓子がいっぱい。
サイドも引きだしになっていて、上の蓋を開けるとＬＥＤライトまで点灯するという、まさにお菓子の玉手箱。
ちなみにこの箱、高級車が買えるほどのお値段らしいです。
感心しきりで満腹なのにまだマドレーヌを頂きました…
本当に満足なランチでした。
お高いだけはある！また行きたいです。
次は安いコースでもいいかも。
銀座 レカン （フレンチ / 銀座駅、銀座一丁目駅、東銀座駅）
夜総合点★★★★☆ 4.5
